こんにちは。
ゼロイチエステート、代表の坂本徹です。

今回のコラムでは、​​飲食店の広報戦略について解説いたします。特に、創業を考えている皆さんは必見です。みなさんの経営や物件選びのご参考にしていただけますと幸いです。

お店を知ってもらうために資金が必要?

飲食店を開業したら、お客さんが来るかというと、黙っていてもお客さんは来ません。まずは、お店を知ってもらうための手段が必要です。創業時は、広報に充てる予算まで想定していない場合が多く、いざ宣伝活動をしようとしても資金がなく、PRができない・・・というのはよくある話です。そうならないために、広報のための予算を事業計画の中に入れておきましょう。

広報費用の目安

一般的に、広報費用は売上の5%と言われています。ひと月の売上の想定が100万円の場合は、5万円です。広報費用は、多ければいいというわけではなく、あくまでも「費用対効果」が大切です。つまり、「コスト(費用)に対して、どれくらいの効果を得られたのか」が大切なので、そのために広報戦略が必要になってきます。

では、具体的に広報戦略をみてみましょう。

広報の例

マスコミに取材してもらう

日々多くの飲食店が開店しているため、飲食ネタに興味があるマスコミも多いです。プレスリリースをうまく活用し、オープンの情報をマスコミに伝えましょう。特に、ランチの情報は、知りたいと思っている視聴者も多いため、アピールすると取材にきてもらえる可能性も高まります。また、フリーペーパーやケーブルテレビなど、その地域に特化した媒体がある場合は、ぜひ、取材してもらえるよう、連絡してみましょう。オープニングレセプションにそのような方々を招待すると、より効果的です。

SNSの活用

SNSの活用は、飲食店に限らず、どのお店でも必須になっています。SNSを通じて、お店のオープンを知ったり、メニューを知ったりと、今では検索ツールの一つとして活用する人が多いです。工事の様子からアップすると、「何ができるのかな?」とワクワクしますし、おしゃれなSNSだと「素敵なお店に行ってみたい」と期待を持たせることができます。SNSを戦略的に運用することで、お店のファンを作りましょう。

web広告

近年は主流となりつつあるweb広告。インターネットの検索履歴や視聴地域・世代などに基づき広告を出稿することが可能なので、費用対効果が高いと言われています。また、SNS広告や動画広告など、web広告は手法がさまざまです。広告費用とは別に媒体の制作費がかかりますので、忘れないように予算を立てましょう。

グルメサイトの登録

大手グルメサイトに登録することで、登録者の検索に対応することができます。サイトの登録料や手数料がかかってしまいますが、その分、費用対効果が見込めます。また、クーポンの発行も可能なプランもあるため、登録者がお得に感じていただける傾向にあります。サイトの営業担当者に相談し、費用対効果を検討した上で登録することがオススメです。

チラシなどの紙媒体

新聞の折り込みチラシやポスティングなど、最近では積極的に使用されなくなりましたが、地域やターゲット層によっては効果的な場合があります。例えば、都心部ではなく、地方で新聞の購読者がまだまだ多い地域の場合や、住宅地に出店する場合は効果が見込めることがあります。わかりやすく、目をひくデザインのチラシを作成しましょう。

まとめ

今回は、​​飲食店を始めたい人に向けて、​​飲食店の広報戦略についてお話ししました。いかがでしたでしょうか。

広報は、お店を知ってもらうためには必要なことです。広報を怠ると、お店を初めてもお客さんが定着するまでに時間がかかってしまい、売上目標を達成することが難しくなることもあります。少しでもお店のファンになってもらうように努めましょう。

飲食店を始めたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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