こんにちは。
ゼロイチエステート代表の坂本徹です。
前回に続き、中田敦彦氏がYouTubeで語った「飲食店経営でやってはいけないことと、やるべきこと」について、みなさまにシェアさせていただきたいと思います。
中田氏は、「ホリエモン式飲食店経営」という本を参考に、飲食店経営の失敗例とその背景にあるミスについて解説していました。
この本は、喫茶店をオープンした主人公が、経費の削減を怠ったことで1ヶ月足らずで店を潰してしまうというものです。
今回はこちらの「飲食店経営でやるべきこと」を4つお話ししていきます。
前回のやってはいけないこと編をまだ読んでいない方は、ぜひこちらからお読みください。
飲食店経営でやるべきこと
①飲食店の防御力を高める
成功への第一歩は防御力を高めることです。
前回お話しした、FL(食材費と人件費)比率を55%以下に抑えること、そして家賃は最大でも売上の10%以内に抑えることが重要です。これらを守ればリスクが下がり、一時的な売上不振にも耐えられるようになります。どんなに売上が立たなくても、防御力が高ければ潰れないんです。
経営リソースを無駄に使わず、慎重にコストを考える必要があります。
②同業他社の成功手法をパクる
他社の成功手法を研究し、徹底的に上手くパクることが大切です。優れた手法を取り入れ、自社に合った形で活用することがパクリの本質です。
「パクる」というと、後ろめたいことのように聞こえますが、自分の頭で考えたオリジナルだけで何かをやろうとする人は、ほとんど失敗します。
成功者たちがやったことを真似するのは決して悪いことではなく、むしろ飲食店を経営する上では必須であるといえます。
常にアンテナを張って、「良い手法はパクってやるぞ」という意識でいましょう。
③空き資源を有効活用する
活用できるリソース(資源)があれば、無駄をなくすように最大限に活用することで、収益を増やすことができます。
これは新たに何かお金をかけて始めるというのではなく、既存リソースを有効活用し、営業時間外の人や施設の空きスペースをうまく使うことでサービスを拡大できます。
具体的な例として、Uberのライドシェアサービス(車を使わない時間帯にタクシーとして活用する)、Airbnb(普段使わない部屋を民泊として貸し出す)などがあります。
これはいずれも、新たな投資をせず、「今あるリソースを最大限に活用」しています。
④常連客こそが最も重要
新規顧客開拓よりも、皆様の常連客を大切にすることがより重要です。
パレートの法則により、常連客の2割が売上の8割を守っていると言われています。つい新しいお客さんを大切にしたくなってしまうかもしれませんが、常連客とのコミュニケーションこそ密にする必要があります。
では、どうしたら常連客は「大切にされている」と感じてくれるのか。
それは、常連客の意見を反映させたコミュニティ(お店)作りを行うことです。
例えば、お店の内装やメニューに悩んだとき、独断するのではなく常連客に意見を求めます。そこで常連客の反応が良かったものを取り入れるなどすれば、常連客は「一緒にこのお店を作っている」と感じ、大切にされていると感じてくれるでしょう。
最後に
今回は、2回に渡って中田敦彦氏がYouTubeで語った「飲食店経営でやってはいけないことと、やるべきこと」についてご紹介してきました。
振り返ると、
・支出を慎重に考える
・常連のお客さんを大切にする
など、「そりゃそうだ」と思ってしまうような当たり前の内容だったかもしれません。
しかし、これができずに潰れていく飲食店が後を絶たないのです。
この記事を読んでいただいた皆様は、これらの法則を実践することで、より高い確率で成功を手にすることができるでしょう。
参考文献
【飲食店経営①】やってはいけない典型例とは!?ー中田敦彦のYouTube大学
【飲食店経営②】成功者のここをパクれば大丈夫!ー中田敦彦のYouTube大学