こんにちは。
ゼロイチエステート、代表の坂本徹です。
今回のコラムでは、飲食店における集客方法を事例を交えながら解説いたします。
特に飲食店のオーナーさんは必見です!みなさんご参考にしていただけますと幸いです。
飲食店の「集客方法」とは?
新型コロナにより、ライフスタイルの変化がもたらした外食需要の低下を課題と感じているオーナーさんも多いのではないでしょうか。
飲食店ドットコムがおこなった「飲食店における集客の現状について調査結果」によると、「2021年12月より増えた」との回答が48%見られる一方、32.7%は「2021年12月より減った」と回答しており、集客に苦労している店舗も少なくないことが考えられます。
また、かつては、チラシや新聞広告、通りすがりのお客様に声をかけるといった「人から人」の集客方法だったものが、インターネット媒体やSNSの運用を活用した「画面越しの集客」というように、集客方法そのものが多様化しています。
集客方法の例
- SNS
- Googleビジネスプロフィール
- 自社ホームページ
- グルメ予約サイト
- インターネット広告
- チラシ
- 看板・ポスター
メニューや客層・店舗の雰囲気に見合う集客方法を探る必要がありますね。
次は、事例を交えながら媒体の活用の仕方をご紹介します。
ソーシャルメディア(SNS)活用の成功事例
SNSをチェックしていて、美味しそうな料理の写真やお店の雰囲気、また、友だちの投稿などで「ここに行ってみたい」「私も食べてみたい」と思った経験はありませんか?また、自分が来店したお店の写真を投稿した経験がある人も多いかと思います。
ここでは、SNSを上手く活用し、集客に結びつけた事例をご紹介します。
Instagramの活用例
インスタグラムは、料理の写真や店舗の雰囲気を写真で伝えることができるため、飲食店と相性の良いSNSと言われています。
都内に店舗があるAは、オーガニック野菜を中心とした料理を提供しているレストランです。コロナ禍でオープンし他こともあり集客に苦戦しましたが、現在は、インスタグラムのみで集客をしています。
インスタグラムでは、料理写真や店舗の雰囲気がわかる写真を定期的に投稿することをベースにしています。さらに、新鮮な野菜の魅力を最大限に伝えるため、食材を提供している農家さんに協力してもらい、畑の写真も投稿することで、オーガニックに興味のあるフォロワーを増やしています。
また、来店されたお客様にもハッシュタグをつけて投稿してもらうことで、店舗の認知が広まり、集客に結びついています。
TikTokの活用例
TikTokは10代〜20代の若年層に大変人気のあるSNSです。短くインパクトのある動画で伝える必要がありますが、拡散されることで認知を高めることに期待できます。
全国展開しているBは、タピオカドリンク専門店です。タピオカブームも翳りが見え始めたころ、TikTokの運用をスタートしました。
TikTokでは、インフルエンサーにお願いし「流行×タピオカドリンク」を主軸に投稿しています。TikTokは特に、流行のスピードが早いため専門家に協力してもらうのも効果的です。店舗の認知が広まり、集客はもちろん、アルバイトの採用などにも結びついています。
検索サイトや予約サイトの活用事例
みなさんは飲食店を調べる際に、インターネット検索を使用されたことはありませんか?
おおよその方は、予約サイトの口コミやGoogleの評価などを見て選ばれた経験があるかと思います。検索サイトの力を上手く活用し、集客に結びつけた事例をご紹介します。
Googleビジネスプロフィール(GBF)の活用例
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップにお店やビジネスの情報を登録・管理できる無料のツールです。スマートフォンで検索することが主流になった昨今、行きたい店舗の情報が集約されており、特定のSNSのアカウントがなくても見ることができるため、内容を充実することで集客に結びつきやすいとされています。
家族経営のうどん店Cは、戦後に創業され、現在、3代目が店舗を引き継いでいます。数々の苦境もなんとか乗り越えてきましたが、大型チェーン店の進出に伴い、客足も伸び悩んでいることから、後継ぎをどのようにするか悩みのタネでした。
当時は後を継ぐか悩んでいた3代目の発案により、自社のホームページを作ろうとも思いましたが、制作が難しいため、代わりにGBFを活用することにしました。
基本情報を正しく書き直し、メニュー表を掲載し、口コミにお返事をするなど、コツコツ更新を続けたところ、客足が戻り、後継ぎ問題も解決しました。
新しい対面スタイルの活用事例
生活スタイルももとに戻り、イベントも多く開催されるようになりました。キッチンカーなどで購入し、外で食べると普段より美味しく感じることもありますね!
コロナ禍を経て「新しい対面スタイル」が定着し、集客に結びついた事例をご紹介します。
イベント出店による集客の活用例
各地で開催されるイベントやマルシェ。コロナをきっかけに、営業スタイルをキッチンカーに変更したり、実店舗と並行して運用されている店舗も多いようです。
常連客で賑わっていた居酒屋D。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、店舗経営は大打撃を受けました。テイクアウト営業もおこなっていましたが、常連客も初めのうちは買いにきてくれていましたが、毎日という訳にはいきません。そこで、人気があった唐揚げをキッチンカーで販売することにしました。
イベント出店はとても大変でしたが、それが地道な認知活動となり、アフターコロナの現在は、イベントで購入したお客さんも、店舗に来てくれるようになりました。
まとめ
飲食店の集客には多くの方法がありますが、「地道な情報発信」と「お客様が欲しい情報が手に入る」の二つは、共通して言える成功の鍵だということがわかりますね。
ご紹介した事例を参考にしていただけると嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。