こんにちは。
ゼロイチエステート、代表の坂本徹です。

今回のコラムでは、​​飲食店オーナーの平均年収について解説いたします。これから開業を考えている方はもちろん、すでに経営されている方の物件のご参考にしていただけますと幸いです。

1.飲食店の経営者の年収は??

飲食店オーナーの年収は、『日経レストラン』の調査によると、平均約600万円弱です。店舗数や営業形態などによって変わります。国税庁の「2021年 民間給与実態統計調査」と比べてみても、社会人の一般的な年収より、飲食店オーナーの方が年収が高いことがわかります。

2.フランチャイズの飲食店の場合は?

では、フランチャイズの飲食店の場合をみてみましょう。

フランチャイズ経営の特徴としては「ロイヤリティ料」が発生します。業種や店舗によりますが、平均して売上の3〜6%に設定されているところが多いようです。

ここから、仕入れや人件費などの諸経費をひいた分が、オーナーさんの取り分になります。おおよそ400万円前後になる場合が多いのですが、店舗数や店舗の規模感では1,000万円を超えるオーナーさんもいらっしゃいます。

3.年収をアップさせるためには?

飲食店オーナーは、売上と年収が直結しています。つまり、年収をアップさせるためには、売上をあげて利益をどのくらい残せるかが鍵になります。

では、どのようにしたら利益を残すことができるのでしょうか?そのための施策を解説します!

  • 店舗を増やす

店舗数を増やすことで、売上を上げることができます。年収の高いオーナーほど、複数の店舗を経営しています。1店舗目のノウハウを活かし、2店舗目以降の経営をすることで、利益を残すことに成功しているようです。やみくもに店舗を増やしても赤字になってしまいますので、事業戦略を1店舗目以上にしっかり立てる必要があります。

  • 人件費の見直し

飲食店はシフト制の勤務形態が多いですが、そのシフトは適切でしょうか。人件費の割合は、売上の30%程度が適切と言われています。

しかし、人員を削りすぎると従業員の負担が増えたり、お客様へのサービスが低下したりすることが考えられます。シフトを見直す場合は、サービスを維持したまま店舗運営ができることを前提にしましょう。

  • レイアウトの見直し

店舗のレイアウトを見直し、席数を増やすことは、満席でお客様を断るリスクを減らすことにつながります。ひと席でも増やすことができないか、また同時に、お客様の動線・店舗のオペレーションなども考えながら、レイアウトを見直してしてみましょう。

  • メニューの改善

客単価を上げることも忘れてはいけません。特に、原材料費が高騰している昨今、利益率が下がっている店舗も多いのではないでしょうか。メニューや価格を見直し、客単価を上げる工夫が必要です。

  • 店舗の移転

今の店舗の立地が悪い場合は、思い切って店舗を移転する方法もあります。駅前など人通りの多い路面店の方が集客しやすく、売上が上がる可能性が高くなります。特に、これから開業を考えている方は、立地条件を意識して店舗の場所を決めるようにしましょう。

4.まとめ

今回は、飲食店オーナーの平均年収についてついてお話ししました。いかがでしたでしょうか。

飲食店は、お客様に「美味しい」と言っていただけることが一番の喜びですが、それだけでは商売になりません。売上が上がるほど、ご自身の年収アップにつながりますので、お客様へのサービスを保ちながら、店舗全体の売上を上げ、利益を残す工夫が必要です。

特に、これから開店をしたいと考えている方の参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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