こんにちは。
ゼロイチエステート、代表の坂本徹です。

今回のコラムでは、​​飲食店の開業時に必要な備品を解説いたします。これから開業を考えている方はもちろん、すでに経営されている方のご参考にしていただけますと幸いです。

1.飲食店の備品として必要なものとは?

飲食店で必要な備品は、「厨房内備品(調理器具)」と「客席用備品」の2つに分けることができます。
いずれも、客席数やメニューによって使用する備品が変わってきますが、最低限必要な備品をご紹介します。

2.最低限準備したい「厨房内備品」

まずは、調理する際に必要な、厨房内備品について解説します。

調理に直接必要な包丁やフライパンという一般的な調理道具以外にも、食材の保存に必要な保存容器やラップフィルム、冷蔵庫や冷凍庫・製氷機のような業務用の大型機材や、オーブンレンジといった直接調理に必要な電化製品、大型食器洗い機などの衛生備品など、大きなものから小さなものまで必要になります。

提供するメニューや調理工程、厨房の広さによって必要な備品が変わってきますので、レシピや工程を見返して使うものを決めましょう。
特に、厨房内備品は使用する頻度が高いので、使い慣れたものや使い勝手の良いものがおすすめです。

メーカーから直接買い付けたり、合羽橋道具街(東京都)や千日前道具筋商店街(大阪府)の専門店で直接自分の目に触れて購入する方法が一般的とされています。

初めての場合は、先輩経営者からアドバイスをもらうと良いですね。

<厨房内備品のリストの例>

冷蔵庫炊飯器
冷凍庫電子レンジ
製氷機食洗機
オーブン包丁
フライヤーまな板
フライパン
バット計量スプーン
ボウルお玉
ざる泡立て器
はかりトング
しゃもじペーパータオル
フードパックアルミホイル
ラップフィルム洗剤類
保存用器調理用手袋
※例は、必要な備品の一部です。実際は、提供するメニューによって細かな備品をどの様にするか決める必要があります。

3.お店の雰囲気で決定したい「客席用備品」

次に、お客様に料理を提供するために必要な、客席用備品について解説します。
テーブルや椅子、お皿や調味料入れ、メニュー表など客席周りに必要な備品も多種多様です。

提供するメニューやお店のテーマに合わせて備品を選ぶことが大切です。統一感のあるお店にするためにも、客室用備品はとても重要なアイテムになることを意識しましょう。

<店舗内備品のリストの例>

グラス平皿
お碗深皿
カップ大皿
ビールジョッキサラダボウル
耐熱容器取り皿用小皿
薬味皿テーブルナプキン
スプーン
ナイフフォーク
子ども用食器子ども用椅子
カトラリー入れメニューブック
メニュースタンドテーブルクロス
客席用調味料入れコートかけ
荷物置き用カゴ箸置き
花瓶おしぼり入れ
※例は、必要な備品の一部です。実際は、提供するメニューによって細かな備品をどの様にするか決める必要があります。

4.その他に必要な備品

飲食店を経営していく際に必要な備品をご紹介しましたが、これだけではありません。

化粧室周りの「衛生備品」と、会計の際必要になる「レジ周り備品」も必須になります。特に女性をターゲットにしている場合は、化粧室周りの備品に気を配る必要があります。化粧室の環境は、女性が飲食店を選ぶ際の大事なポイントになる傾向にありますので、配慮しましょう。

また、レジ周りのもたつきもお客様の印象を悪くしてしまいます。お店を出る際、最後のポイントになることを忘れず、備品の用意を忘れないようにしましょう。

5.まとめ

今回は、飲食店で必要な備品についてお話ししました。いかがでしたでしょうか。
特に、他の形態の店舗に比べても飲食店は多くの備品が必要になります。オープンの際に本当に必要なものが足りずに困ったということにならないように、最低限の備品はリストアップしておくことをおすすめします。

特に、これから飲食店を開業したいと考えている方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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